メタロック UB
メタロックUBはミラブルウレタン、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴムなどと金属との一液型接着剤で、熱架橋(加硫)時に強力に接着します。
接着部の油、溶剤、熱などに対する耐性は非常に良好です。
特徴・用途
性状
外観 |
青色 |
---|---|
粘度 m Pa・s(2 0℃) |
8~20(チキソトロピック) |
不揮発分(%) |
27 ~ 33 |
比 重(2 0℃) |
0.92~ 0.97 |
主溶剤 |
MEK |
稀釈溶剤 |
MEK |
引火点 |
-5.4 ℃ |
貯蔵安定期間 |
6 ヶ月 |
入り目 |
1㎏, 18㎏ |
接着方法
金属面の処理
他のゴム金属接着剤と同様に金属面は(1)脱脂-ブラスト-脱脂、(2)脱脂-酸洗-中和-洗浄、(3)脱脂-リン酸塩処理-洗浄などの方法で予備処理を行います。
メタロックUBの攪伴
メタロックUBは御使用の前に良く攪伴して下さい。
固まっている場合が有りますが、攪伴により容易に低粘度の液状になります。
メタロックUBの塗布、乾燥
ハケ塗り、浸漬、スプレ-のいずれの方法でも可能です。
ハケ塗りの場合は原液のまま、浸漬、スプレ-の場合はMEKで1.5~2.0倍に薄めて下さい。
メタロックUBは速乾性であり短時間の乾燥でも接着出来ますが、一般に溶剤は揮発時に常に大気中の湿気を呼び込む性質が有りますので、常温乾燥の時は30分以上放置した方が安全です。
また熱風乾燥も可能です。
塗布の経時変化は注型ウレタンゴムの場合は殆どありませんが、ミラブルウレタンの場合は低下する場合が有ります。
ゴム接着
ミラブルウレタン、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴムのプレス加硫の場合は通常の加硫条件で接着出来ます。
取扱上の注意
メタロック各製品は労働安全衛生法による第2種有機溶剤を含有していますので、換気等には十分注意して下さい。
また、消防法第4類ですので火気厳禁をお願い致します。