メタロック S-7
メタロックS-7はポリアミン加硫及び、ポリオ-ル加硫のフッソゴムと金属との加硫接着剤です。
メタロックS-7は金属面に塗布後、焼付等の処理の必要はありません。
メタロックS-7の塗膜は金属に対し、防錆作用を有します。
特徴・用途
性状
外観 |
乳白色の液体 |
---|---|
比重 |
0.81 ~ 0.85 (20℃) |
主溶剤 |
メタノール |
引火点 |
10.5 ℃ |
貯蔵安定期間 |
1年 |
有効成分 |
10 ~ 12 % |
不揮発分 |
5.5 ~ 7.0 % |
稀釈溶剤 |
メタノール又はエタノール |
入り目 |
1L, 14kg |
接着方法
1.金属面の表面処理
金属面に付着している油、ホコリ、サビ等を完全に除去して下さい。
良好な接着を得るためには、エメリ-クロス、ショットブラスト、サンドブラスト等により、新鮮で適当な粗さの面を出す、又は化学処理を行うといった事が大切です。
2.メタロックS-7の塗布
メタロックS-7は分散体を含んでおりますので、使用前に容器全体を振る、または液を攪拌して下さい。
ハケぬりの場合は、稀釈せずにこのまま御使用下さい。
スプレ-塗布の場合はメタノ-ルで2倍程度に稀釈して御使用下さい。
10~20 分程度で乾燥します。
メタロックS-7の塗膜は、金属に対し防錆作用を有しますので、長時間放置しても害はありません。
3.加硫接着
未加硫ゴムを貼り付け、又は圧入成型し、加硫します。
4.二次加硫
メタロック S-7 はフッソゴムの二次加硫に充分耐えますが、この場合の昇温速度に注意して下さい。
片面金属接着したフッソゴムは、接着していないフッソゴムを二次加硫する時の昇温時間の2倍位かけて、ゆっくりと温度を上げる必要があります。
両面金属接着したサンドイッチ状のフッソゴムは更にゆっくり昇温する必要があります。
取扱上の注意
1.使用後の残った接着剤を元の容器に戻さないで下さい。
2.火気は遠ざけて御使用下さい。
3.メタノ-ルを含んでいますので、皮膚や目に接触する事を防ぎ、蒸気を吸入しないようにして下さい。