メタロック S-5
メタロックS-5はシリコンゴムと金属その他の基体との加硫接着剤です。
各種の金属、ガラス、プラスチックと各種シリコンゴムとを加硫と同時に強力に接着することが出来ます。
特徴・用途
性状
外観 |
無色又は淡黄色の低粘度溶液 |
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比重 |
0.81 ~ 0.85 (20℃) |
主溶剤 |
メタノール |
引火点 |
13.0 ℃ |
貯蔵安定期間 |
1年 |
有効成分 |
9.5 ~ 10.5 % |
不揮発分 |
3.5 ~ 5.0 % |
稀釈溶剤 |
メタノール |
入り目 |
1L, 14kg |
接着方法
1.被着材表面の処理
金属面に付着している油、サビ、ホコリ等は十分に除去して下さい。
良好な接着を得るためには、エメリークロス、ショットブラスト、サンドブラスト等により、新鮮で適当な粗さの面を出す、又は化学処理を行う、といったことが大事です。
ガラスは、アルカリ性溶液で清浄化して下さい。
ナイロン、ポリエステル等のプラスチックは適当な溶剤で拭き、清浄化して下さい。出来れば、粗面化して下さい。
2.メタロックS-5の塗布
ハケ塗りの場合は、原液のままご使用下さい。
スプレー塗布の場合はメタノールで2倍程度に薄めてご使用下さい。
非孔質材料ならば、30~60分で乾燥します。
メタロックS-5の塗膜は金属に対し防錆作用を有しますので、長時間放置しても害はありません。
3.加硫接着
未加硫ゴムを貼付け、又は圧入成型しプレス加硫します。
4.二次加硫
メタロックS-5は、シリコンゴムの二次加硫に十分耐えます。
この場合、昇温速度に注意して下さい。
片面が接着してある場合、二次加硫時に発生するガスの拡散が遅れるので、厚さが2倍の非接着成型品と同じ位、時間をかける必要があります。
一般的には昇温速度は、遅いほど良好な結果が得られますが、多くの場合ゴムの発泡に対する注意だけをすれば充分です。
取扱上の注意
1.使用後の残った接着剤を元の容器に戻さないで下さい。
2.火気は遠ざけてご使用下さい。
3.メタノールを含んでいますので、皮膚や目に接触することを防ぎ、蒸気を吸わないようにして下さい。