メタロック R-141
・メタロックR-141は、塩素系溶剤規制や鉛化合物規制に対応した環境対策製品です。
・メタロックR-141は、メタロックR-31と同等の接着性能を有しています。
・メタロックR-141は、メタロックR-146よりもゴム、金属、プラスチック等との接着性に優れています。
特徴・用途
A.繊維類と未加硫ゴムとの加硫接着
B.プラスチックと未加硫ゴムとの加硫接着
C.異種未加硫ゴム間の加硫接着 及び、加硫ゴムと未加硫ゴム間の加硫接着
接着可能なゴム、繊維、プラスチック
○ NR、SBR、BR、CR、NBR、IIR、EPDM、CSM
○ 綿、レ-ヨン、ビニロン、各種ナイロン、ポリエステル、PVC 等
性状
外観 |
黒色液体 |
---|---|
比重 |
0.89 ~0.95 (20℃) |
不揮発分 |
10 ~ 16 % |
貯蔵安定期間 |
6ヶ月 |
粘度 |
40 ~ 200 mPa・s(20℃) |
(ただし、チキソ性あり) |
|
主溶剤 |
キシレン |
希釈溶剤 |
トルエン ,キシレン |
接着方法
A.繊維類と未加硫ゴムとの加硫接着
繊維類にR-141の原液又は、希釈液を塗布・乾燥し、未加硫ゴムを圧着加硫接着する。(乾燥温度は、80℃以下が望ましい)
B.プラスチックと未加硫ゴムとの加硫接着
プラスチックの表面を溶剤等で脱脂後R-141を塗布、乾燥し、未加硫ゴムを圧着加硫接着する。
プラスチックとの接着性能が不十分なときは、下塗接着剤としてメタロック PH-50、PH-56等をご使用下さい。
C.異種未加硫ゴム間の加硫接着 及び、加硫ゴムと未加硫ゴム間の加硫接着
被着ゴムの片面又は、両面にR-141を塗布、乾燥後 貼り合わせて加硫接着する。
加硫ゴムの場合、予め表面をバフ掛け後、溶剤で清浄化しておくと接着は向上します。
取扱上の注意
○ メタロックR-141は、チキソトロピ-的な性質が有ります。
また分散剤を配合していますのでご使用前に攪伴機等で充分攪伴してご使用下さい。
希釈して使用されますとチキソトロピ-的な性質は、薄らぎます。
○ 不揮発性イソシアネ-ト類を配合していますので、水分等の配慮から容器のフタは使用時以外は密閉して保存して下さい。
○ この製品には有機溶剤を使用していますので、労働安全衛生、消防法上 換気及び火気に十分注意して下さい。